3つの道路標識のモデル
交通ルール

ペーパー必見!間違えやすい道路標識


免許を取得していても、運転ができないペーパードライバーの方は多いもの。そしてペーパードライバーであれば、道路標識を間違えやすい傾向にあります。

しかし、たとえペーパードライバーでも、一応は免許取得者です。道路標識は覚えておく必要があるでしょう。

今回はペーパードライバーが必見すべき、覚えにくく間違えやすい道路標識や、珍しい道路標識についてまとめてみました。

覚えづらい!間違えやすい道路標識

駐車禁止と車両通行止め

公道で頻繁に目にする標識の中でも、かなり覚えにくく、間違いやすい標識があります。その代表例が、駐車禁止と車両通行止めです。

車両通行止めの標識は、白地に赤い丸が書かれて、その中を一本の斜線が引かれています。もう一方の、駐車禁止は青地に赤い丸が書かれており、一本の斜線がひかれているデザインです。

この二者を区別するのは、白地が青地かの違いだけです。ですので、

白地に赤丸と斜線=車両通行止め

青地に赤丸と斜線=駐車禁止

と覚えておきましょう。

通行止めと駐停車禁止

さらに、白地に赤丸とバツ状の斜線が引かれて「通行止」の文字が書かれているもの、青地に丸とバツ状の斜線が引かれているものがあります。この二つも間違いやすいものです。ちなみに、前者が通行止め、後者が駐停車禁止の標識になります。

白地に赤丸とバツ、通行止の文字=通行止め(歩行者も軽車両も通れない)
青地に赤丸とバツ=駐停車禁止(駐車だけではなく、停車禁止)

以上のように覚えましょう。

一方通行と左折のみ可能

一方通行と左折のみ可能の標識も、かなり覚えづらい標識です。

藍色に近い青色に、白の矢印が書かれているのが「一方通行」です。これは狭い通路や、団地の道路などでよく見かける標識です。その進行方向のみ、進入しても良いという意味があります。

もう一方の、左折のみ可能の標識は、白地に明るい青色で左向きの矢印が書かれています。これは、あまり見かけないタイプの標識です。この標識がある道は、信号の色に関わらず左折可能という意味です。

四角い標識で、濃い青色に白の矢印=一方通行
四角い標識で、白地に明るい青の矢印=左折のみ可能

と覚えてください。

一方通行と指定方向外通行禁止

一方通行の標識は、もう一つ混同しやすい道路標識があります。それが指定方向外通行禁止の標識です。

指定方向外通行禁止の標識も、青地に白い矢印で記されています。

しかし、大きな違いであるのが、丸い標識であるという点です。そのため、

円形の標識で、青地に白い矢印=指定方向外通行禁止

と覚えましょう。

なお、指定方向外通行禁止は、その方向以外は進入してはいけないという標識です。その標識が上を向いていれば、右折や左折をしてはいけません。

こんなもの見たことない!珍しい標識

一般的には見かけないような、珍しい標識は意外と多くあります。その中でも特に面白いものをご紹介します。

自転車以外の軽車両禁止

最初にご紹介した通行禁止の標識の中に、人力車のような車輪が書かれている標識。これは自転車以外の軽車両の通行を禁止する、という意味を持ちます。

軽車両とは、自転車に始まり、馬車や人力車、リヤカー、荷車などが含まれます。この標識が付いているところでは、自転車の通行は大丈夫でも、その他の軽車両は通行することができません。

あまり自転車以外の軽車両を使うことは無いと思いますが、注意しておくべき標識です。

自転車並進可

四角い形の青地に、白色で自転車に乗っている人が並んで表されている標識、これは自転車の並進が可能という意味のものです。

普通、自転車は横並びで走ることは禁止されています。しかし、この標識のある場所であれば、並んでの走行が許可されています。ただ、2列を超えての並進はできません。

一般的な道路の規則を緩和する意味を持つ標識なので、とても面白いタイプのものです。

落牛注意

菱形で黄色地の標識に、崖から車の上に落ちる牛。そんなデザインがなされているのが、落牛注意の標識です。

これは日本のものではなく、アメリカはカリフォルニア州にある標識です。日本では牛が落ちてくるなんてことはまずありません。しかし、カリフォルニア州では、標識で表さなければならないほど牛が落ちてくるようです。

事故や違反を起こさないために

道路標識は、単純な記号で表されており、よく似た形状のものが多いので覚えにくいです。しかし、正確な意味を覚えておかなければ、事故を起こしたり、違反となってしまったりします。そうならないためにも、道路標識はしっかりと覚えるようにしましょう。

また、珍しい標識についても、いつどこで見かけるかわかりません。もしも運転中に珍しい標識に出会った時のためにも、覚えておくと良いと思います。