安全運転に欠かせない!「ミラー確認」のコツ
人間の目の視野は180度から200度と言われています。つまり普通に前を向いていたら180〜160度は死角ということになります。
車を運転するときは常に360度周囲を意識しなくてはならないので、ミラーでその視野を補う必要がありますね。
今回は、運転中にミラーを確認するコツなどをまとめてみました!ぜひ、安全なドライブの参考になさってください。
Contents
バックミラーの上手な使い方をマスターしよう
バックミラーのセットの仕方
バックミラーは後方を確認するためのものです。
まずは運転席に座って座席の位置を調節します。運転する位置を決めたら左手でバックミラーの位置を調節しましょう。
水平の状態を保ちながら、リアウィンドウが全て見える位置、角度に調整します。
バックミラーの種類
バックミラーには大きく分けて、平面鏡、曲面鏡の二種類があります。据え付けのバックミラーでは小さくて見えづらい場合は、カー用品店などに色々なタイプのバックミラーが置いてありますので、自分好みのものを選ぶとよいでしょう。
平面鏡…正確な距離感がわかるのがメリットだが、視界の広さは曲面鏡に比べて狭い。
曲面鏡…視界が広いのがメリットだが、歪みがあるため距離感は平面鏡に比べてわかりづらい。
バックミラーを使いこなそう
バックミラーを使用するのは主に、自分の車がスムーズな流れに乗れているかを確認するため、右左折時や車線変更時の安全確認のため、車庫入れのときなどが殆どだと思います。
特に右左折時や車線変更時は早めにバックミラーで後方を確認し、バイクが来ていないか、後ろの車が車線変更中でないかなどの状況を把握しておく必要があります。
なお、バック駐車についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
サイドミラーの上手な使い方をマスターしよう
サイドミラーの重要性について
サイドミラーは車の斜め後方を確認するためのものです。正しく調整しないと死角を増やすことになってしまい、事故のリスクを上げてしまいかねません。
「車庫入れが苦手!」という人は、実はサイドミラーの調整がうまくできていないから、という可能性もあります。駐車場の境界線と自分の車が平行になっているのを確認しやすくできれ
ば、車庫入れの技術も大幅にアップすることができますね。
サイドミラーのセットの仕方
サイドミラーは運転席側、助手席側の両方についていますが、それぞれの調整の仕方は変わってきます。
運転席側…ミラーの上下比のうち、1/3〜1/4程度の割合で地面が映るようにする。左右比のうち1/4〜1/5程度の割合で車体が映るようにする。
助手席側…ミラーの上下比のうち、半分、もしくは1/3の割合で地面が映るようにする。左右比のうち1/4程度の割合で車体が映るようにする。
サイドミラーのメンテナンス
サイドミラーは屋外にあるので、バックミラーと違って外の汚れがつきやすいです。風の強い日はホコリや花粉などが付きやすく、雨天時、とくに雨天時の夜間は雨のしずくが邪魔をしてサイドミラーの視界が悪くなり、とても危険です。サイドミラーは常に綺麗にして、視界をクリアにできるようにしましょう。
サイドミラー専用のコーティング剤なども売られているので、活用してみるといいですね。
サイドミラーを使いこなそう
サイドミラーを使用するのは主に、右左折時にバイクなどの巻き込みがないか、また車線変更するときに後方の車が車線変更をしていないか、スピードはどれくらい出ているかの状況確認、また車庫入れ時の境界線の確認であることが殆どです。
特に安全確認で使用するときは、サイドミラーを数回確認し、後方のバイクや車のミラーに映る大きさの変化からスピードを推測する必要があります。
ただ安全確認のためとはいえ、ミラーを見ているときは前方から目を離すという脇見運転状態にもなりますので、前方にも注意を払うように気をつけましょう。
ミラー確認は安全運転の要
車に乗る上で、ミラーを使用することは安全上とても大事なことがわかりますね。ミラーを使いこなすことで事故のリスクをかなり減らすことができます。
とはいえミラーのみの確認だけで済ますのではなく、ちゃんと目視をして安全確認をするようにしましょう。