初心者マークと車
運転免許

怖いからはずしたくない!初心者マークっていつまでつけてていいの?


免許証を取ってから、一年以内のドライバーのマークである、初心者マーク。他のドライバーに初心者だと理解してもらう上で、とても大切な役割があります。
その性質上、運転に慣れない人は、一年を経過しても初心者マークをつけておきたい方も多いでしょう。では、実際のところ、初心者マークはいつまでつけていても良いのでしょうか?

初心者マークの意味って?

初心者マークを貼っておくメリットとは

初心者マークや、若葉マークと言われているこのマーク。実は、正式名称を初心者運転者標識と言います。つまり、初心者マークは通称です。
初心者マークを貼る義務があるのは、免許取得後1年以内の方が自動車に乗る場合です。この条件に合う運転手は、初心者マークを必ず掲示しなければならないと法的に定められています。
そして、初心者マークのメリットについてです。このマークを掲示している自動車に対し、他のドライバーは幅寄せや割り込みをすることが禁じられています。ですので、初心者マークを掲示していると、他のドライバーから法的に守ってくれるメリットがあるのです。

初心者マークはどこに貼っておけば良い?

免許を取得し、初心者マークを貰っても、どこに貼れば良いのかわからないケースが多いです。そのため、初心者マークの掲示箇所に迷ってしまうのではないでしょうか。
この初心者マークの掲示箇所は、実は決まっています。その箇所とは、車両前後の見やすい部分であり、その部分は地上0.4mから1.2m以内です。この範囲以外で、前後セットで初心者マークを貼っていないといけません。
これ以外の掲示方法をしていると、初心者マークを掲示しているとみなされないことになります。

初心者マーク期間内に初心者マークを外していると?

初心者マークを掲示違反の減点

前項でも述べましたが、免許取得から一年以内のドライバーは、初心者マーク掲示の義務があります。必ず運転する自動車の前後に、このマークを掲示しなければなりません。
もしも初心者マークの掲示を怠ってしまった場合、免許の点数を減点されます。その減点数は、1点です。
初心者の場合、3点から4点の減点で運転講習の義務が生まれます。この講習は、受けないと免許停止になる重要なものです。
(こちらの記事もご参考に:知らないと捕まるかも?忘れがちな道路交通法)たかだか1点かもしれませんが、初心者の内の1点減点は大きいですので掲示違反には注意しましょう。

初心者マークの掲示違反の反則金

初心者マークの掲示違反については、免許点数の減点だけではなく、反則金の支払い義務もあります。その反則金の支払い額は、4000円とされています。
初心者マークの掲示違反は、軽微な違反です。しかし、反則金である4000円を支払わない場合、刑事事件として取り扱われてしまいます。そうなると前科がついてしまうので、もしも掲示違反で反則金を請求されれば、必ず支払うようにしましょう。

1年過ぎても初心者マークはつけていていいの?

1年を過ぎてつけていても、罰則はない

付けているだけで他のドライバーや法的に優遇される初心者マーク。それゆえに、免許取得から1年以上を過ぎてもつけていたいと思ってしまいます。このような場合、気になるのが法的な罰則があるのではないかという点です。
法的な面から見ると、実は、1年を過ぎて初心者マークをつけていても、違反ではありません。ですので、当然ながら罰則もないです。
ただ、これは1年以上の免許取得者に関する初心者マーク掲示の規定が無いだけです。そのため、法的に掲示が禁じられていないとともに、許可されているわけでもありません。

法的な効力は1年以内の人にしか適用されない

初心者マークは1年以上を経過した人が掲示していても問題はありません。しかし、その法的な効力については、1年以内とそれ以上のドライバーで大きく変わります。
そう、初心者マークの法的な効力は、1年以内の人にしか適用されません。そのため、初心者マークを掲示していても1年以上のドライバーは、法律が守ってくれることにはならないのです。
しかし、公道を運転しているドライバーは、掲示されている初心者マークを見て「初心者だ」と判断します。法的に効力は無くとも、初心者マークの掲示によって、他のドライバーから優遇されるのは変わりないでしょう。

初心者マークを上手く使おう

初心者マークの掲示は、1年以内の人ならば義務があり、1年以上の人は掲示していても問題はないことがわかりました。
初心者マークは自分を守るためのアピールでもあります。初心者の方は掲示するのはもちろん、初心者でなくとも運転に不安があるならば、うまく利用すると良いでしょう。